第7回 大学受験は時間を味方につけよう

教師のコラム

失敗を怖れず、まず一歩を踏み出そう

高校生ともなると、教科への興味だけでは勉学への意欲が続かなくなります。必要になるのは、自分の将来の目標です。

もちろん、自分のやりたい職業に就くことが簡単ではないことがほとんどですから、「自分にできるだろうか」という躊躇はあるでしょう。でも、まず目指す方向へ向けて第一歩を踏み出さないことには前進できません。
たとえ、失敗があったとしても、前向きに努力した上での失敗であれば、その失敗から得るものも多いはずです。
一番避けたいのは、失敗を恐れて何もしないことです。個人の経験では、何もしなければ、得るものはほとんどありません。

 

当塾の講師には、学習塾以外の職業を経ている者がたくさんおります。こうした講師の経験が、職業選択に悩む高校生の皆さんのお役に立てるかも知れません。

 

さて、大学進学を決心すると、勉強だけしていればいい、という訳にいきません。否応なく情報戦の中に巻き込まれます。
大学入試の方法は、入試改革でさらに多様化しており、昔のように一般入試のみで受験する人はざっと半分くらいになっています。
国公立大学か、私立大学か。共通テストを使うのか使わないのか。私立大学でも、共通テストを使う場合もあります。推薦入試、AO入試(呼び名は頻繁に変わりますが)などを使うのか、使わないのか。そのそれぞれで試験科目は何か、配点はどうか、日程はどうか・・・。

 

いずれにしても、早く決めるほど受験勉強は有利です。受験のことを真剣に考えないでいると、どんどん時が過ぎ、時期を逸し、志望校への合格点にわずかに達しない、ということが起こってしまいます。受験の時、「あと、せめて1ヶ月早く決心していれば」と、後悔することはよくあります。

大学受験はとにかく時間の勝負。部活をがんばっていれば、なおさら時間が貴重です。
ステップでは、学校で習っていることを改めて塾独自に教える、ということは基本的にしません。学校の授業を生かすのが一番時間を有効に使えるからです。
教材も、塾独自のものもご用意できますが、進学校の生徒さんの場合は、学校で使っている教材を生かした方が、時間をムダにせず、効果が大きいです。
進学校では、頻繁に模擬試験をされていますので、当塾ではそうした模試のデータも参考にして、ひとりひとりの志望に合わせた指導をしております。