第2回 国語は地味に重要

教師のコラム

国語は本当はとても重要

言うまでもなく、国語はすべての教科の基礎です。
それゆえ、小学校時代の国語の勉強は重要で、とりわけ国語の読解力や、記述力はとても大事です。

 

就学前、言葉の覚え初めの頃の子は、耳にした言葉を何度も繰り返して、それを面白がっていますね。いわゆる“猿まね”です。この反復が、ものを覚える重要な練習になってます。
そして、覚えた言葉を使うと、周りの大人が驚いたり、喜んだりしてくれます。そうした反応を感じて、言葉を覚えて使うのを楽しく思う時期ですね。
小学校時代になっても、まだ多くの子が、漢字も九九も無理なく覚えられますし、本読み練習も、大抵、面倒くさがらないでしてくれます。

 

指導を通しての経験ですが、文章の読解力に優れた子は、何かを覚えるときに論理的に考えられます。音読や書き取り練習でどんどん身につきます。
ところが、読解力に乏しい子は、音読も書き取りもただの単純作業になってしまって、一生懸命やっているのですが、なかなか覚えられません。
(文章からすぐ場面や内容をイメージできるかどうかの差ではないか、と考えています。)
読解力というのは、さほどに脳の中の思考回路と結びついた、大事な能力です。

読解力をつけるのは、何と言っても読書です。
昭和世代の子は、「テレビばっかり見てるんじゃないの!」と怒られつつも、それなりに本を読みましたし、本を読まない子でも、マンガくらいは読んだものです。
いま、アニメ好きの子たちには、マンガは読まずアニメだけ、という子が多いですね。ネットゲーム、ネット動画が大好きな子では、本も読まず、ドラマも映画も見ない、という子が増えています。「文字を読む」以前に、「話の流れを追う」ということが苦手になってしまっています。
読解力を伸ばす、ということが、社会環境の変化で、大変困難になりつつあります。

国語の点数を上げるには時間がかかるので、学校の教科の中で、国語の学習はついつい後回しになりがちです。
ステップでは、国語にも力を入れようとしていますが、学習時間が限られていれば、算数(数学)、英語を優先せざるを得ません。
しかし、しっかり時間をかければ、読解力は確実に向上します。その時期は、早ければ早いほど効果的です。